今の痛み・つらさは未病予防の扉かもしれません

肝硬変の合併症である食道静脈瘤が手術なしで治る

現在私は、数年前から患っている肝臓病、そしてその合併症と思われる身体の部位を奥野先生に治療をして頂いている状況下であります。
以前から自分の体のケアを怠り、生活習慣の悪さの積み重ね、自分で作ったストレスなどにより、本来身体の重要器官である肝臓を、肝炎、脂肪肝を超え一部肝硬変という状態にまで追い込んでしまいました。

気がついた時には、かなり腹水がたまり黄疸も現れ、病院での検査結果で諸々の合併症も引き起こしている事がわかりました。
奥野先生からは、日頃から「体に気をつけて…」あるいは「体を痛めつけないで」などと温かいお言葉を受けながら、その時点での私は心も体もきっと暗闇の方に入り込んで行っていたのだと思います。

病院の担当医からは、肝臓細胞が線維化し硬くなってしまった状態のため、元に戻す事は不可能であり治療方法は、これ以上悪くならないようにする事しかないとの説明でありました。
つまり、元には戻らないという事です。

奥野先生には、その旨お伝えすると「肝臓の細胞だって新しく変わるのだから肝臓も合併症も治る可能性はあるはずだよ」と励ましのお言葉を下さり、崖から突き落とされそうな私を引き上げて下さりました。
奥野先生が一生懸命治療をして下さる以上、私も頑張らねばという気持ちに変わりました。

今回書かせて頂いた食道静脈瘤とは、肝硬変に至るとその合併症としてお腹の他の臓器から多くの栄養分を含んだ血液が、肝臓に帰ってくる際、肝臓が硬く正常でないため、そこの血管つまり門脈の圧力が上がり、食道にも影響を与え、食道の一番下と胃の上部に青白くでこぼこしたこぶができ、もろい血管になる病気らしいのです。
そして、そのこぶが破裂したりすると血を吐いたり大出血を起こしやすく、危険なものだと言う事です。

病院の担当医は、食道静脈瘤を定期的に内視鏡検査をしながら酷くなったら切除手術をするという事でした。
担当医からは「小さな爆弾を背負っているのだからね。」と冷ややかな冗談を何度か笑いながらおっしゃられた事も脳裏に残っております。

しかし、奥野先生に治療をして頂いていたら、食道静脈瘤が治ったのです。
数回食道の内視鏡検査をしている間に、病院の担当医から「おかしいんだけど綺麗になっているんですよね」と、じっとモニター画面を見ながら不思議そうにおっしゃったのです。

「それって完治したと考えてよいのですか?」と尋ねると、担当医は言葉を濁しながら「まあ、よくわからないけどそう解釈してもよいのかなあ」とお言葉を返されました。
私にとっては凄く嬉しく、とても不思議な事なのですが、病院の先生は、はぐらかすように結果だけ伝えて下さいました。

肝硬変に迄なると、合併症である静脈瘤は手術以外治らない事は、ネットなどで調べても分かっておりました。
そのため私の食道静脈瘤が綺麗になったモニター画面の写真にはとても驚きました。
そして心から嬉しく思いました。

これは奥野先生の治療のおかげです。
ありがとうございます。
これは、本来の原因となっている肝臓が、少しずつ治っている証でもあると理解しています。

今現在も肝臓、その周りの臓器の治療をお願いしている最中です。
まだまだ若干者ですが、この病気を引き起こした自分と向き合い、日々普通に過ごせる有り難さ、そして日々起こってくる出来事に対しての捉え方も奥野先生の背中を見ながら教えられております。

一期一会という言葉もありますが、先生との出会いが無ければ、私はどんなに落ちぶれていたか分かりません。
いつも寛大に治療をして下さり本当に有難うございます。
まだまだ至らないところは改めていきますので、これからも治療をよろしくお願いいたします。

※その後膵臓の膵尾部の仮性動脈瘤が消え、腎臓の左腎嚢胞も消える。

治療前
食道静脈瘤治療前

治療後
食道静脈瘤治療後

食道静脈瘤の治療 60代 女性

治療院トップ > 治療体験談 > 食道静脈瘤